事実婚パートナーのタムタムは中華系マレーシア人。
マレーシアといえば多民族国家、マレーシア人は数か国語を流ちょうに操るマルチリンガルがほとんどです。
タムタムも5~7か国語をネイティブレベル、もしくは日常会話レベルで話す多言語話者。
詳しくはこちらの記事も読んでみてくださいね。
多言語話者のタムタムとの生活のなかで「これって【マルチリンガルあるある】だよなぁ」と思ったことを紹介します。
もくじ
マレーシア人との生活で発見!マルチリンガルにありがちなこと
寝言も多言語
無意識に発せられる睡眠中の言葉もいろいろな言語が混じっています。
割合的には広東語とマレー語が多い印象。
ときどき、現在学習中の日本語も片言でつぶやくこともあります。先日は「ほちぃ、ほちぃよ」(欲しい)と寝言をいっていました。いったい何が欲しかったのは謎です。
英語の過去形・過去分詞が現在形になってしまう
彼が主に話すマレー語・インドネシア語には英語のように時制によって動詞が変化しません。(write-wrote-writtenのように)
なので、英語を話している時も「過去の話」なのに現在形で話し「Yesterday」や「Last week」といった時を表す単語を付け加えるクセがあります。
母国語を忘れかける
私もマレー語・インドネシア語をかじっているので、わからない単語や言いまわしはタムタムによく質問するんです。
みたいなやりとりが1か月に1回くらいあります。
ネットサーフィンや雑誌は英語で読む
朝起きたら、必ず英語でニュースを読むのが彼の日課です。
いろんな言語が使えるのに「読む」は英語が一番簡単とのこと。
私もそこそこ長く英語圏で暮らしてますが、情報収集は日本語ばかり。でも1つの言語だけの情報は偏るので英語が中立で効率が良いのかもしれませんね。
ダブルリミテッドどころか、マルチリミテッド
バイリンガル教育をお子様にされている親御さんが心配するのが「ダブルリミテッド」
複数の言語(主に日本語と英語で語られるケースが多い)を習得しようとしても、どちらも中途半端になってしまう、という意味です。
マルチリンガルのタムタムはダブルリミッテドどころか「マルチリミテッド」
- 英語は話せるけどスペルや文法は間違いだらけ
- 中国語は話せるけど漢字がよくわからない
- 完璧であるはずの母国語のマレーシア語の単語をど忘れする
といった具合です。
言語スイッチの切り替えは一瞬
たとえば、シンガポール人の友達と広東語で話をしているところへ私が混じったら、一瞬でその場の会話が英語に変わります。
日本に行ったとき、中華料理屋さんの中国人スタッフには北京語で話かけます。
一瞬にして相手の言語に合わせるスキルはうらやましい!の一言。
仕事のオファーは絶えない
1人で何か国語も話せるマルチリンガルの人材は企業にとっても使い勝手が良いみたいで、お仕事の誘いはしょっちゅう受けている模様。
しかし、タムタムは数年前に個人事業主として独立したので、単発の仕事以外はお断りしています。
それなのに、カーペットクリーニングや市場での野菜の品出しのお手伝いはなぜか協力的。体を動かしたいのかな。
言語スキルはじゅうぶんなのに新しい言語の勉強も継続中
それだけたくさんの言葉を話せるんだから、もう言語の習得はじゅうぶんでしょ、と私は思ってしまうのですが、彼はまだまだ学ぶ姿勢をくずしません。
一時帰国したときに、私の両親や祖母、親せきと日本語でコミュニケーションが取れるように、と日本語の勉強もしています。
とはいっても、しょせん先生はこの私。彼の日本語が微妙におねぇ言葉になっていくのでどうしたものか、と思っています。
多言語を操る姿が実物よりイケメンにみえる
タムタムはお猿さんの赤ちゃんのような愛嬌のある外見をしています。(←ほめ言葉)
しかし、ペラペラといろんな国の言葉を話す姿は向井理!
、、、話が脱線しそうなのでこのへんでやめときますね。
マルチリンガルに育ったマレーシア人はどんな仕事をしてる?
言語能力に長けたマルチリンガルの人材を欲しがる業界は一般的に、
- 通訳・翻訳
- 接客業・観光業
- 貿易関係
タムタムも貿易会社に対しコンサルティングを行うお仕事をしています。
起業した当時は収入も時間もなく先行きが危ぶまれました。それでも今は週に数日オフィスへ出かけ、お昼ごろには帰ってくる生活でも食べていけるようになりました。
まとめ:マルチリンガルのメリット
一緒に暮らしていて思うマルチリンガルのメリットは、
- 仕事に困らない
- たいていの国で言葉が通じるので海外旅行の時に安心
- いろいろな国のドラマ・音楽を楽しめる
ってことに加え、
太らない
もあるんじゃないかな。
タムタムは10年以上前からほとんど体型が変わりません。
けっこうな大食いなのに太らない、ということは、常日頃から頭を回転させて多言語を使っているからだ!と私は思っています。