オーストラリアの銀行の定期預金の金利は一昔前に比べればだいぶ下がったものの日本に比べればまだまだ高金利。
オーストラリアの銀行の定期預金の金利は現在2%前後。(金額や期間で上下します)
まとまった金額は普通口座に入れておくより、定期預金口座や積み立て口座に入れて利息をもらっておかないとですね。
今回は、私がオーストラリアに到着した18年前からずっと利用しているANZ銀行を例に利息がつく定期預金と積立口座についてお伝えしますね。
オーストラリアの主要銀行も合わせて紹介するので、これからオーストラリアで口座を開設する方の参考になれば嬉しいです。
もくじ
オーストラリアの定期預金・積み立て口座の金利(2019年7月現在)
私が利用しているANZの定期預金(Term deposit)積み立て口座(Progress Saver)を例に各口座の特徴と金利についてお伝えします。
Term deposit(タームデポジット・定期預金)
ANZの定期預金の金利は以下の画像にあるよう1.5%~2.35%、5000ドルが最低金額です。(2019年7月現在)
※その他の期間はこちら>>Term deposit interest rate
Term Depositは日本語で「定期預金」
大きな特徴は、
- 定期預金を組む金額によって金利が変動(2%前後の利息なら5000ドルくらい)
- 定期預金を組む期間によって金利が変動
- 定期預金の期間が終わったら利息が振り込まれる
- 口座維持手数料は無料
- 時期によってはスペシャルレートとして高い利息が設定されていることも。
Progress Saver(プログレスセーバー・積み立て口座)
プログレスセーバーの詳細・申し込みはこちら>>Bank account interest rates, fees and terms
Progress Saverは日本語で「積立て口座」
- 毎月10ドル以上の積立てをする必要がある
- 毎月月末に利息がつく
- 引き落としをした月は利息がつかない
- 口座維持手数料はかかない
- 最低金額はない
こんな感じで毎月10ドル以上プログレスセーバーアカウントに積立をしていくと、毎月利息がつきます。引き落としをしなければ利息がプラスされ元本が増えていくので、翌月の利息はもっともらえるわけです。(※金利は変動するので確実ではないですが)
私はそこまで金融商品に詳しくないし、リスクも避けたい小心者なので「長期投資+長期積立+複利」が自分に合っているお金の貯め方かな、と思っています。
プログレスセーバーは引き落としをしたら利息がもらえないので、普通口座に入っているお金でやりくりしなきゃ!という気持ちも働きますしね。
プログレスセーバーは各銀行によって名称が異なりますが仕組みはほぼ同じです。
- Progress Saver(ANZ銀行)
- Goal Saver(コモンウェルス銀行)
- Reward Saver(ナショナルオーストラリア銀行)
- Reward Saver(ウエストパック銀行)
オーストラリアの主要銀行をざっくり紹介
オーストラリアの4大メガバンクと呼ばれる銀行を紹介します。支店・ATMが多いので以下の4つの銀行のどれかを選んでおけば間違いないです。ANZとCommonwealthを使っている人が多いかな、って印象です。
ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)
>>ANZ公式サイト
>>支店を探す
1835年創業の老舗銀行。世界30以上の国と地域で業務展開しています。日本にも支店があるため出発前に口座を開設することも可能。※手数料がかかります。(詳しくは>>現地口座開設媒介サービス)
Commonwealth Bank (コモンウェルス銀行)
>>支店を探す
街中で一番ATMを見かける銀行がコモンウェルスバンク。私はANZ、パートナーはコモンウェルスをずっと使っています。日本にも支店がありますが口座開設は現地窓口かオンラインのみです。
nab(ナショナルオーストラリア銀行)
>>nab公式サイト
>>支店を探す
nabはオーストラリア国内最大の資産を持つ金融機関。他の銀行は条件付き(フルタイムの学生、25歳未満、月々の入金額など)で普通口座の口座維持手数料が無料になりますが、nabは完全無料の太っ腹な銀行です。
Westpac(ウエストパック銀行)
>>支店を探す
シドニーに本店を置くオーストラリア4大銀行の1つ。オーストラリアで最も歴史が長い銀行だそう。支店が少ない印象なので私の中では影が薄い銀行です。
オーストラリアの銀行の選び方
上記で紹介した4つの銀行であればどこを選んでも同じようなサービスを受けられます。しいて選び方をお伝えするなら、、、
①家の近所に支店・ATMがある銀行
近所に支店があれば何かあった時にすぐに相談に行けますし、定期的にファイナンシャルプランナーとの資産運用などのコンサルティングも気軽に聞きにいけます。
②定期預金の金利が良い銀行(大きな差はありませんが、時々キャンペーンをしていたりする)
③普通口座の口座維持手数料を無料にしたかったらnab(ナショナルオーストラリア銀行)
他銀行は毎月4ドル~6ドルの口座維持手数料がかかります。
条件付きで手数料は無料になり、ANZの場合ですと毎月2000ドル以上の入金がある・25歳以下は口座維持手数料は免除されます。
オーストラリアの銀行「金利」が最優先ならInfoChoiceで比較してみよう
上記で紹介した主要銀行の他にオンラインバンクもたくさん存在します。
定期預金の金利が最優先事項ならオーストラリアの銀行の定期預金の金利を一括で比較検討できるサイト「infoChoice」をチェックしてみてくださいね。
Infochoice>>Compare Term Deposit Rate
聞いたことも見たこともない銀行が多く「本当に大丈夫かな?」と心配になっちゃうので、私はいつもANZかCommonwealthを利用しています。
もっとちゃんと勉強しないとダメですね。
定期預金で得た利息はタックスリターン時に申告が必要です
今、これを書いているのが7月5日でオーストラリアはちょうどタックスリターンの時期ですね。
オーストラリアの銀行の定期預金で得た利息も収入とみなされるのでタックスリターン(確定申告)で申告する義務があります。
前年度、銀行から得た利息の合計額はインターネットバンキングにログインすれば簡単にわかります。
ログイン→口座を選択→Details→Interest and Chargeに進むと以下の画面になります。(※ANZのインターネットバンキングの場合です)
「Interest you received」の金額が前年度に受け取った利息の合計で、この数字をタックスリターンの時に申告します。
まとめ
オーストラリアの銀行の定期預金は金利が良いので、まとまったを普通口座に入れておくのはとーってももったいないです。
まとまった金額がまだ貯まっていない方でも「Progress Saver」だったら毎月10ドルからの積み立ててでOKなので、ちょっとずつ貯金にまわしてみてはいかがでしょうか。
金額の大小関係なく「お金が自分の代わりに働いてくれる」という感覚を身に付けると貯金が楽しくなってきますよ。