コロナ感染拡大でもたらされた「自粛生活」
これ、不謹慎だと思いつつも心のどこかで「嬉しい」と感じている「引きこもり気質」「一人が好き」も世界中にいるんじゃないかと思っています。
私も「自粛」は嬉しいと感じるタイプの人間で、
- 誘われることがないから
- 引きこもることが「正義」だから
私が暮らすオーストラリアはロックダウンの一部解除が始まりました。
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心穏やかに過ごせる外出自粛生活が完全に終了してしまう前に、今の気持ちを記録しておこうと思います。
「コロナ鬱・自粛疲れ」とは無関係の引きこもり生活
もともと人と会うのが面倒くさいのでいかに「誘われないようにするか」「好かれないようにするか」を考えて生活しています。
★微妙に社会不適合者の雰囲気をまとった記事ですがよく読まれています。
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つまり、そもそもコロナ前から外出は自主的に自粛していたんです。
仕事も完全在宅勤務なので外出自粛の規制が始まっても大きな生活の変化はありませんでした。
でも世間では「外出したい」という気持ちの方が一般的なのでしょうか、「自粛疲れ」という言葉を見聞きした時は「え?なんで?」としか思えなくて。
海外旅行や一時帰国への欲求は日に日に積もりますが、誰かと外で会いたい気持ちにはならないし、外出規制が完全に解除されたとしても、私は今の生活を続けます。
外出せずに家にいることが自分と誰かの命を救っている尊い行為。
自分がストレスを感じることなく穏やかに過ごせるライフスタイルが世界で求められている、となると「私は3年前からこの生活だけどね!」と誇らしい気分にすらなります。
政府が「外出自粛規制」をすることで「誘われない」
自粛生活の何が気が楽って、
- 人と会わないこと
- 外に出ないこと
を政府が要請してくれることなんですよね。
今までは、誘われた瞬間から「どう断ろう?」といちいちもんもんとしていましたが、そんなことは起こり得ません。
なにせ政府が外出自粛を要請し、しかもオーストラリアはロックダウン、さらに必要不可欠でない外出には罰金が課されます。
ロックダウンしてからもう1か月以上たち、外出は食料品の買い物くらいです。
普段、暇な時間を人と会うことや外出に費やしてきたリア充どもは自粛生活に対し「ストレス」や「疲れ」を感じるのでしょう。
ただね、
- 人と関わることに煩わしさを感じる人
- コミュ障・陰キャと呼ばれる属性
は、国から与えられた「心穏やかに過ごせる時」だったりするんですよ。正々堂々と引きこもっていられますからね。
要件を言わずに「●日、空いてる」という誘い方をする人に対しても何らかの制限を政府が出してくれればいいな、と思っています。
最後に:自粛生活で自殺も減っている
厚生労働省の発表では4月の自殺者が前年比約20%減、とのこと。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家族ら同居する人が外出せず家にいることや、職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因とみられています。
人と関わることがメンタルにどれだけ負担をかけ、自ら死を選ぶ人を増やしてしまうかが証明されたニュースです。
新型コロナウイルスが私たちに教えてくれたことは、
何かを学ぶこともお金を稼ぐこともオンラインで完結することが可能な時代
だということ。
- 集団行動が苦手
- みんなと同じようにできない
- 自分のペースで仕事や勉強をしたい
そんな生きづらさを抱えた人たちが引きこもりつつも活躍できる時代の訪れです。