タイトルが「幸せの黄色いハンカチ」(その昔ヒットした映画のタイトル)みたいになっちゃいましたが、、、
それはさておき、
今回は「鼻毛」のお話です。
しかも鼻毛の中に白髪が混じっていた、という普通だったらショックを受ける出来事を前向きにとらえていく趣旨で書いていきたいと思います。
そもそものきっかけは、同居人タムタムの鼻毛が出ていたこと。(両鼻から毛を出していた)
という、やりとりがありました。
パートナーが「鼻毛を抜かずに育てる」と言いだしたら、皆さんだったらどう思いますか?
私はいやです。
しかし、日本も東南アジアでも中華圏も、体に生えた1本の白髪っていうのは「宝毛」とか「福毛」と呼ばれ、「はえてきたらいいことがある」と縁起の良い物と信じられています。
宝毛(福毛)とは
宝毛(たからけ、たからげ)とは、体の一部分に一本だけ長く生えてくる透明もしくは白色の毛の通称。 福毛とも呼ばれる。
周囲の体毛と比較して、一本だけが長く伸びて成長し、5~10センチ位まで伸びる事もある。これらの特徴から、いわゆる白髪とは若干異なる。
日本でのように特定の名称はないが、他国でも同様の現象は存在する。(宝毛- Wikipedia)
「福をもたらす毛」「宝をもたらす毛」として昔から主にアジア圏で大切にされてきた毛です。(白髪は「Grey Hair」ですが、宝毛に相当する英単語が見つかりません)
宝毛(福毛)の由来は?
仏様の眉間のやや上、額部分には「白毫(びゃくごう」という白い毛が生えてくるという言い伝えがあります。
そのため、1本だけ生えてきた白い毛は「幸運の象徴」とされ、抜いたり切ったりしないで大切に育てるべきだと言われています。
私は「白毫(びゃくごう」のことを仏様の「ほくろ」や「イボ」か何かと勘違いしていたのですが、あの突起物は白い毛がくるくると丸まったものだったんです。
「宝毛が抜けたときに神様から贈り物がもらえる」
「宝毛の成長を見守れば幸運が訪れる」
「宝毛を見つけたら願い事を唱えれば叶う」
などなど、様々なジンクスもあり、それらを信じている人たちにとっては宝毛(福毛)は大切な存在なのですね。
宝毛(福毛)は抜いていいの?
「ここに毛ははえてほしくないなぁ」という場所にはえてきた宝毛は切ってしまいましょう。(「抜く」と運を摘み取ってしまう、という言い伝えがあります)
白い毛をありがたがる人にとっては「大切な毛」ですが、私のように「それってムダ毛でしょ?」と思う人だっています。
特に顔周りは女性でも男性でも気になりますよね。白い鼻毛が1本伸びてたら、いくら福を呼び寄せたとしても周りの人々からは「身だしなみがなっていない」と思われるんじゃないかな。
宝毛を処理したからといって、悪いことが起こったりしないので大丈夫ですよ。(たぶん)
太ももとか二の腕、お尻など普段ひと目につなかに場所に生えてきた白い毛はものは試しに成長を見守るのもいいかもしれませんね。
宝毛(福毛)の原因は現代の医療では解明されていない!?
白い毛が1本だけはえてくることに関しては明確な害がないため、医学的な研究はされていません。
親に宝毛があると、子どもにも発生するケースが多いため、遺伝も関係しているのではないかという見方もあるそうです。
また、毛の成長過程で何らかの異常が生じた場合に白い毛になってしまうのではないか、と考えられています。
どちらにしても、はっきりとした原因は解明されていません。
しかし、健康にはまったく問題はありませんので、体のどこかから白い毛が生えてきても心配ご無用です。
まとめ
宝毛・福毛は幸福の前兆、と考えれば1本だけ不自然に伸びた白髪もポジティブにとらえることができますね。
同居人の白髪の鼻毛は「宝毛」じゃなくて「老化現象」じゃないかと思っています。本人が「ラッキーヘアーだ」と喜んでるのでそのまま放置の方向で。
でも、鼻毛はちゃんと処理してほしいかな。