オーストラリアでは イースター(Easter) はとても重要な祝日で、キリストの復活を祝うキリスト教の行事です。
オーストラリアはキリスト教徒が多いため、イースターはクリスマスに次ぐ大きなイベント として広く祝われます。
もくじ
2025年イースターの日程
イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、毎年日付が変わります。
2025年イースターは4月20日(日)
主な祝日は以下の通りです:
- グッド・フライデー(Good Friday):イエス・キリストが十字架にかけられた日(金曜日)
- イースター・サタデー(Easter Saturday):特別な祝日ではないが、多くの店が休業
- イースター・サンデー(Easter Sunday):キリストの復活を祝う日(日曜日)
- イースター・マンデー(Easter Monday):復活祭翌日の祝日(月曜日)
この4連休を利用して、多くの人が旅行や家族との時間を楽しみます。
オーストラリアのイースターの特徴

イースターバニーとイースターエッグ
- イースターでは 「イースターバニー(Easter Bunny)」 というウサギが登場し、子どもたちにチョコレートの卵を運んでくるとされています。
- イースターエッグ(Easter Eggs) と呼ばれるチョコレートの卵がスーパーやお菓子店で大量に販売されます。
- 家の庭や公園で 「エッグハント(Egg Hunt)」 と呼ばれるゲームを行い、隠された卵を子どもたちが探します。
オーストラリアならではのイースター・ビルビー
オーストラリアでは外来種のウサギが生態系に悪影響を与えているため、近年は「イースター・ビルビー(Easter Bilby)」というカンガルーのような耳を持つ動物がイースターのシンボルになっています。
- チョコレート会社も 「イースターバニー」ではなく「イースター・ビルビー」 をモチーフにした商品を販売。
- この売上の一部は ビルビーの保護活動 に寄付されることも!

オーストラリアのチョコレートメーカー「HAIGH’s」もイースターの時期が近づくと、イースタービルビーのチョコを販売し始めます。
売上の一部は、動物愛護団体に寄付されます。
【関連記事】イースタービルビーとは?ウサギに代わるオーストラリアのイースターのシンボル
宗教的な行事
- キリスト教徒にとってイースターは重要な宗教行事。多くの人が 教会の礼拝(ミサ)に参加します。
- グッド・フライデーには、キリストの受難を描いた「パッション・プレイ」(演劇)を行う教会もあります。
イースターホリデーの過ごし方
- 4連休を利用して旅行に行く人が多い(ビーチやキャンプなど)
- イースターショー(Sydney Royal Easter Show):シドニーでは、イースターに合わせて 農業イベントや移動遊園地 などが楽しめる大規模なお祭りが開催。
イースターの食べ物

ホットクロスバンズ(Hot Cross Buns)は、イースターの時期に食べられる伝統的なパン。表面に十字(クロス)の模様があり、イエス・キリストの受難を象徴するとされます。
チョコレート、キャラメル、アップルシナモン、ヴィーガン仕様のものまでバラエティ豊かなホットクロスバンズがスーパーマーケットのパン売り場やベーカリーに並びます。
【関連記事】イースターに食べるホットクロスバン、オーストラリアでの楽しみ方
オーストラリア最大のイースターイベント「ロイヤルイースターショー」
シドニーで開催されるイースターの代表的なイベントとして、シドニー・ロイヤル・イースター・ショー(Sydney Royal Easter Show)があります。
2025年は4月11日(金)から4月22日(火)まで、シドニー・オリンピック・パーク内のシドニー・ショーグラウンドで開催されます。
このイベントは、オーストラリアの農業文化を祝うイベントとして知られており、約85万人を動員する一大イベント。
約13,000頭の動物が展示され、メリーゴーランドやジェットコースターなどのアトラクション、ライブパフォーマンス、地元の食材を使ったグルメ体験など、多彩なプログラムが用意されています。
チケット情報やプログラム詳細については、公式ウェブサイトをご確認ください。
まとめ
オーストラリアのイースターは伝統的な宗教行事と家族で楽しむイベントが組み合わさった大切な祝日です。
- イースターバニー&エッグハントで子どもたちが楽しむ
- ビルビーをイースターの象徴にするオーストラリア独自の取り組み
- 4連休で旅行やお祭りを楽しむ人が多い
オーストラリアならではのイースターを、ぜひ体験してみてくださいね。