「マカデミアナッツといえばハワイ!」
…そんなイメージありますよね。
お土産コーナーでよく見かけるチョコがけマカデミアナッツや、コナコーヒーと一緒に味わうあの香ばしいナッツ。ハワイのイメージがすっかり定着しています。
しかし!
実はマカデミアナッツの原産地は、ハワイではなくオーストラリアなんです。
もくじ
マカデミアナッツのルーツはオーストラリアの熱帯雨林

マカデミアナッツは、オーストラリアのクイーンズランド州やニューサウスウェールズ州に自生していた木から採れるナッツ。
現地の先住民アボリジナルは古くからこのナッツを食用にしていて、彼らにとっては大切な栄養源でもありました。
19世紀になってからヨーロッパ系の入植者たちによって植物学的に記録され「マカデミア(Macadamia)」という名前がつけられます
この名前は、オーストラリアの科学者のジョン・マカダム(John Macadam)にちなんで命名されました。
なぜマカデミアナッツはハワイの名物になったの?

オーストラリアからマカデミアナッツの木がハワイに持ち込まれたのは19世紀後半。
当初は観賞用として植えられていましたが、ハワイの気候がマカデミアナッツの栽培に非常に適していたことから、20世紀に入って本格的な商業栽培が始まりました。
アメリカ本土や日本などへの輸出も活発になり「ハワイ=マカデミアナッツ」のイメージが世界的に定着していった、というわけです。
現在でも、ナッツ入りのチョコレートやクッキーといった定番お土産は観光客に大人気ですね。
現在、マカデミアナッツの主要生産国は?
マカデミアナッツは現在は世界中で栽培されていますが、主な生産国は以下の通りです。
- オーストラリア(原産国にして現在も有数の生産国)
- 南アフリカ
- 中国
- ハワイ(アメリカ)
- ケニア
つまり、ハワイだけでなく、オーストラリアも「マカデミア大国」なんです!
美味しいだけじゃない!マカデミアナッツの栄養価と健康効果

マカデミアナッツは、香ばしくてクリーミーな味わいが特徴で、健康面でも優秀なナッツとして知られています。
健康志向の人たちの間では「積極的に摂りたいスーパーフード」として注目を集めています。
主な栄養素
- 一価不飽和脂肪酸(オレイン酸・パルミトレイン酸)
悪玉コレステロール(LDL)を下げ、善玉コレステロール(HDL)を維持する働きがあるとされます。 - 食物繊維
整腸作用があり、便秘の改善や腸内環境のサポートに。 - ビタミンB1
糖質の代謝を助け、疲労回復やエネルギー補給に役立ちます。 - マグネシウム・カリウム
血圧のコントロールや筋肉の正常な機能維持に必要なミネラル。 - 抗酸化成分(ビタミンE、フラボノイドなど)
老化や生活習慣病の原因となる活性酸素の働きを抑える効果が期待されています。
どんな人におすすめ?
- 健康的な脂肪を摂りたい人
- ダイエット中の間食を工夫したい人
- 血糖値やコレステロール値を気にしている人
- 肌や髪を美しく保ちたい人
ただしカロリーはやや高めなので、食べすぎには注意。1日10〜15粒程度が目安とされています。無塩・無添加のローストタイプを選ぶと、よりヘルシーです。
オーストラリアで買えるマカデミアナッツは?

オーストラリア旅行中にお土産としてマカデミアナッツを探すのもおすすめ。
チョコレートコーティングされたものはもちろん、塩味・ハニーロースト・ワサビ味なんて変わり種も豊富。最近ではオーガニックや無添加のナッツも人気です。
スーパーマーケットや空港の免税店、地元のファーマーズマーケットでも手に入るので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
マカデミアナッツといえばハワイのイメージが強いですが、実はオーストラリアがそのふるさと。
美味しさと健康効果を兼ね備えた万能ナッツとして、これからも注目です。
次に誰かにマカデミアナッツのお土産を渡すときは、ちょっとした豆知識としてこの記事がお役に立てれば嬉しいです。