旧正月が近づくとチャイニーズニューイヤーを祝うアジア圏の国々では赤い下着が多く売り出されます。
大きなショッピングモールや個人商店、屋台にいたるまで、下着売り場が真っ赤な下着だらけ。
旧正月の時期は街も赤いデコレーションでいっぱいだから、パンツやブラも合わせてるのか?と思いましたが、そんな単純な話ではありませんでした。
古くから伝わる風水と日本の下着メーカーの販売戦略が上手くマッチした古今が交わる新定番だったのです。
日本の企業が火付け役!? 中華圏の定番・赤パン開運法とは?
大手下着メーカーのワコールが1994年から台湾で「縁起の良い赤い下着」の販売を開始しました。
中華圏では「赤」が縁起の良い色とされているので、当初は「結婚式用の赤い下着」として売り出されたとのこと。
その後、「お正月に赤い下着を身に着けると1年運よく過ごせる」とのジンクスが広がり、他のメーカーもこぞって赤い下着の販売を始めました。
今では台湾だけでなく旧正月を祝う中華圏の国々では「お正月には赤いパンツ」が定番となりました。
お正月の時に限らず「赤いパンツ」は幸福をを呼び寄せるアイテムとして日本でも様々なデザインの赤い下着が売っていますね。
パートナーの中華系マレーシア人はチャイニーズニューイヤーが近づくと赤いパンツを購入してきます。
こんにちは。
ぼくはちゅうかけいマレーシアじんです。もうすぐChinese New Year。
あかいTシャツ
あかいぱんつ
かいました。おしょうがつおいわいします。 pic.twitter.com/Kbc64WR1CD
— タムタム🇲🇾日本語学習中 (@tamtam5818) February 7, 2021
風水における「赤」の意味は?
風水では「赤」は生命力のシンボルとして考えられています。仕事運、金運、健康運つかさどり、願い事や勝負運のサポートをする色です。
赤は活動的で情熱的なイメージで気分が高揚するので、行動力・購買意欲がアップすることから、広告にもよく使用されています。
赤い財布を持つと、散財しやすい、と言われるのは、赤のパワーで気分が上がり、衝動買いしやすいからなんですね。
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私の仕事部屋も仕事面で決断力・積極性アップに繋がるとされている「赤」を取り入れています。
日本で申年(2016年)に赤い下着が大々的に販売された背景
申年(2016年)にイトーヨーカドーやイオンといったショッピングセンター、小さな洋品店など、あちこちのお店で「赤い下着コーナー」が設置されました。
その理由は「申(さる)年」
日本の各地域に昔からの言い伝えでこのようなものがあります。
申年に赤い下着を身に着けると、、、、、
- 病が去る(さる)
- 災いが去る(さる)
- 一生、下の世話にならない
申年でもそうではない年でも「赤い下着=健康になれる・縁起が良い」というイメージはすっかり定着しましたね。
まとめ
エネルギッシュな赤のパワーを味方につけるには、直接肌に触れる下着で取り入れるのが効果的です。
赤い下着で開運や幸福を呼び寄せるもよし、「ここぞ!」という勝負事や大切な仕事の時に赤いパンツをはいて気合を入れるもよし。
赤ンツは1枚持っているとお守り的存在になりますよ~。
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