「ヘイ!Siri!」「オッケー!グーグル!」とスマホに声をかければ、音声認識機能が作動して天気予報を調べたり、地図の確認、メールの送信、電話をかける、ネット検索などなど、あらゆることができる、、、、
しかし、、、、
あなたは恥ずかしげもなくスマホに向かって「Hey! Siri!」「OK! Google!」と声をかけることができますか?
私にとっては敷居が高いというか、レベルが高いというか。海外に長いこと住んでますが、スマホに向かってHeyだのOKだの言うのって勇気がいるんですよ。普段、Heyなんて使わないし。
勝手な予想ですが、日本人はそんなにスマホの音声アシスタントって使ってないんじゃないんですかね?私は一人で自宅にいるときででも、iphoneに向かって「Hey Siri!」と声をかけるのはちょとした抵抗があります。
というわけで、Hey Siri、OK Googleがなぜ恥ずかしい理由、日本人向け・Hey Siriに代わる言い方を考えてみました。
もくじ
Apple・Google開発チームへ。日本人向け・「Hey Siri!」「OK Google」の別の言い方の候補
日本人が日常生活で使う言葉を音声アシスタントの起動に採用してれればいいと思うんですよ。HeyやOKは敷居が高いのです。(※Google Home miniは「ねえ、グーグル」の合言葉で反応してくれる)
個人的には恥ずかしげもなくOK Google!とスマホに呼びかけているCMを見るたびに、「日本に浸透する文化じゃないな」と思うわけです。
そこで、ちょっと考えてみたんですけど。
①呼び捨てがいけない
こちらから尋ねているのに、Siri! Google!と相手を呼び捨てにする習慣が日本人には受け入れられないのでは?礼儀正しく「Siriさん」「Googleさん」と敬称をつけて呼びかける方が心理的な壁がありません。
②「すみません」でいいんじゃないの?
日本人だったら誰かにものを尋ねるときは「すみません」でしょう?
③「ポチ」「タマ」 ペットにありそうな名前にする
ペットにだったら抵抗なく話しかけることができる人は多いはず。SiriやGoogleではなくポチ、タマという名前にしてくれればいいんです。
「ポチ、おいで!」とか「タマ、いい子だね」なら「ヘイ シリ」よりずっとハードルが低いです。
④「えーっと」「あの~」 会話の中でつい出てくる言葉にする
つい自然と口に出してしまう言葉ってありますよね。えーっと、あの~、といった言葉だったら、スマホに対して言ってもそれほど恥ずかしさはありません。
⑤スマホに息を吹きかけて「認識」→「起動」というテクノロジーの開発
音声アシスタントは「起動する」という最初の「Hey」「OK」が恥ずかしいだけで、起動さえしてしまえば、本当に便利なものなんです。
「人前でHey!はありえない、、、」という日本人でも、「ふぅ~」と息をスマホに吹きかければ起動する、という技術をそろそろ開発してください。
「Hey Siri!」が恥ずかしいのはテクノロジーとの距離感と日本人の性格か?
生まれたときからスマホが当たり前の世代と私(40代)とは音声アシスタントをはじめとする様々なテクノロジーへの距離感が違うと思うんですよね。
レストランや機内で子どもが騒がないようにとスマホを渡し、子どもの寝かしつけにYoutubeを使う、いわゆる「スマホ育児」「スマホ子守り」という言葉も生まれています。
私にとってはスマホ=電話ですが、子ども~若い世代はスマホは単なる機械ではなく、使いこなすほどに自分の欲求や感情を満たしてくれる何かなのでしょう。
きっと、インターネットやテクノロジーへの距離感が近い人は、抵抗なく「ヘイ!」だの「オッケー!」だのと機械に向かって言えるんじゃないかな。
スマホ=電話だという認識の人はやっぱりこっぱずかしいですよ。
しかも、「Hey Siri」と勇気を絞って言ってみたものの、起動しなかった時のむなしさを一度味わってしまうと「何やってんだろ、私」という気分になりますよね。
それに、公共の場で話をすることはマナー違反だという共通認識はまだまだあるし、人前で個人情報を披露することにも抵抗を感じる人も多い。
音声アシスタントを使ってる人をCMの中以外で見たことがない理由はそんなところにあるのだと思います。
まとめ
ネット上には「Siriの便利な使い方」とか「OK Googleでこんなことができる」といった音声アシスタントの便利さについて語るサイトであふれています。
しかし、「Hey!」と日常的に使う日本人が日本にいるのでしょうか。
ヘイ!ですよ。
ヘイって、、、、、。
この記事を書く前に試しに「Hey Siri!」とiphoneに向かって言ってみたんですよ。(家にいるの私だけだったから)
なんかね、一人で機械に向かって「Hey」って言ってる自分が許せなかった(笑) こんなの私じゃない!みたいな。
私を含め大多数の日本人にとって、人前で恥ずかしげもなく「ヘイ!」「オッケイ!」を言えるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそう。