自宅に遊びにきた友達とダイエットの話になったときに、
と、マレーシア人パートナー・タムタムと暮らすようになってからの私の体重増加について恥ずかしげもなく報告したところ、
「同じもの食べててもタムタムは痩せてるよね。ふくちゃんだけ太っちゃったんだ」と、するどい指摘を受けました。(※実際はもっとオブラートに包んだ言い方でしたけど)
ん?
けっこう直球で私は頭を使ってないって言ってる?
たしかに、毎日、なーんにも考えないで暮らしてる、、、、かも。
最近、順調に体重が増えてきたのは「頭を使ってないから」っていう理由もあるのかもしれない。
もくじ
「頭を使うと糖分を消費して太らない」は本当?=人によります
人間は1日に消費するエネルギーの約20%を脳で使います。脳は重量1~1.5キロほどしかないことを考えると、とんでもないカロリー消費量です。
脳のエネルギー源は糖質(ブドウ糖)です。頭使って糖質をがんがん消費すれば太らないのでは?と思いがち。
しかし、科学的には頭を使っていても使っていなくてもそれほどエネルギー消費量は変わらない、という研究結果があります。
しかし、「頭を使うと太りにくい」「頭を使う太りやすい」という2つの相反する現象がおきることも事実。
どちらのタイプに属するかで「頭を使うとやせるのか」の結論が異なります。
①頭を使うと太りにくいタイプ
集中して何かに取り組んだり、考え事をしたりしているときは、脳内の血流が増えて摂食中枢が抑えられるので、空腹感を感じにくくなります。
②頭を使うと太りやすいタイプ
脳にストレスがかかることで、気持ちを安定させ食欲を減少させる脳内物質「セロトニン」が不足し、甘い物が欲しくなってしまう現象も起こり得ます。
私のように③頭を使っていないのに太りやすいタイプって人もいますよね。残念ながら、、、、。
そんな私が参考にしたい「頭を使うから痩せているのでは?」と思われる人々をあげていきます。
頭を使うから痩せている人①デスノートのL(エル)
アニメ・ドラマでデスノートを見たときに心に残ったのが、「甘いものを食べたって、脳を使っていれば太らない」というLのセリフでした。
Lは常にチョコレートやケーキを食べながら糖分まみれの食生活をし、捜査本部にこもっているものの細身の体型をキープしています。
夜神月との壮絶な頭脳戦を繰り広げつつ、脳のエネルギー消費も尋常ではなかったのでしょう。
頭を使うから痩せている人②プロ棋士は1試合で数キロ減少する
体の動きはほとんどなくじーっと座っている将棋の試合ですが、1試合で2~3キロ減ることもあるそう。
試合時間は公式戦では4~6時間、名人戦では8~9時間に及ぶことから、長時間ストレスととプレッシャーとの戦い、さらに常に何手も先を読む、という将棋の世界。
プロ棋士の羽生善治さんは1つの手を差すたびに100手から1000手ほど先を読むとのこと。
とんでもない集中力が長時間にわたり必要ということで、尋常ではない消費エネルギー量なのでしょう。
また、精神的にストレス・プレッシャーを感じると、脳内で「コルチゾール」というストレスホルモンが発生します。
コルチゾールは血糖値を上げる作用があり、高血糖になると食欲が減少する、という理由からも、プロ棋士は痩せている方が多いのでは?と予想されます。
頭を使うから痩せている人③脳みそフル回転・同時通訳・マルチリンガル
冒頭で、私に「頭を使えば太らない」と言い放ったマレーシア人・タムタムは5か国語+αを操るマルチリンガル。
マルチリンガルだらけのシンガポール人やマレーシア人は痩せている方が多い印象。
テレビで見かける同時通訳の方たちも極端な肥満体型の方って見かけたことがないような。。。
言語能力、話されているテーマの知識を総動員して、瞬発的に適切な言葉を見つけ、自然な文章にして通訳する、、、
これを一瞬でやってのける脳みそっていったいどうなってるんでしょう。
多言語を日常的に使ってる方たちは私たちが普段使っていない脳を無意識に酷使ししているから太りにくいのかな?と予想します。
まとめ
というわけで、「頭を使えば太らないのか?」はその人によってYesでもありNoでもあるってことです。
頭を使う、物事に集中する、ストレスを感じることで、
- 摂食中枢が抑えられて空腹を感じない人
- 脳内物質セロトニン減少で甘い物がほしくなる人
という2種類のタイプにわかれます。
できれば1のタイプの人間になりたいものです。寝食を忘れて没頭できる趣味や仕事を見つけるのが先決ですね。