海外在住の日本人が一時帰国にやるべきこと、といえば日本の運転免許証の更新。
日本の運転免許が必要なのか?と聞かれれば、「今のところは必要ない」のですが、万が一日本で運転しなければならない事態になった時のため、ゴールド免許になったので更新が楽だから、という2つの理由で、日本の運転免許をキープしています。
ただ、更新期間中にタイミングよく帰国できる人たちばかりではありません。
(※更新期間=誕生日の1か月前から有効期限満了までの期間)
そこで、「特例更新」を申請すれば、更新期間前に更新手続きが可能になります。
今回の帰国で、「特例更新」を申請し、運転免許を更新期間前に更新してきたので、必要書類や所要時間、有効期間満了日が過ぎてしまった場合の対応についてお伝えします。
もくじ
運転免許が更新期間前に更新できる「特例更新」とは?
私の免許は平成30年8月が有効期限でした。
2月に一時帰国をしたので、通常の更新期間中に日本に帰らないかもしれない、と思い、更新期間前に免許更新を行いました。
このような特例更新が認められるケースは、
- 海外旅行
- 出産
- 傷病
- 海外赴任
- 留学
といったやむを得ない理由で免許更新がきないと予測されるときに適応されます。
運転免許の事前更新手続きの必要書類・海外在住者の場合
特例更新を申請する際の必要種類は、
- パスポート
- 母子手帳
- 診断書
など、特例申請のしなければならない理由を証明する書類を提出する必要があります。
海外在住者の場合の、必要書類はパスポートと有効期限内の免許証。
自動ゲートの利用で出入国のスタンプがなくてもパスポート番号から出入国の記録を追えるそうなので、パスポート以外の書類は求められませんでした。
事前更新手続きの流れと所要時間
都道府県によって、更新場所が免許センターだったり警察署だったりしますが、静岡県の場合は市の警察署で免許の更新ができます。
私が今回、事前更新をした流れを以下に説明します。
①地元の警察署に出向き、受付け
海外在住のため事前に更新したい旨を伝え、パスポートを提出。所定の書類に必要事項を記入(事前に更新が必要な理由など)
②更新料金の支払い
3000円でした。(2018年2月現在)
③視力検査 → 写真撮影
流れ作業です。あっという間に終わりました。
④更新時の講習時間
優良運転者(ゴールド免許)講習 30分
一般運転者講習 60分
初回更新者講習 120分
違反運転者講習 120分
私は日本で10年以上運転をしたことがなので、もちろん30分の優良運転者講習でした。教室のような場所で30分だけビデオを見ておしまい。
⑤受付にて出来上がった免許を受け取る
所要時間は40分でした。
人口の少ない田舎の小さな警察署での手続きだったので、待ち時間も少なくけっこう早く終わった方だと思います。手続きの所要時間は警察署や免許センターの規模やその日の混み具合にもよるので参考程度に。
有効期間が過ぎて免許を失効させてしまった場合は?
免許失効から6ヶ月以内
講習を受講し適性試験(視力・聴力検査等)に合格すれば免許証が交付されます。
免許失効から6ヶ月以上
海外在住、海外旅行、病気などやむを得ない理由で、免許失効から6ヶ月以内に適性試験を受けることができなかった場合は、失効後3年以内であれば適性試験に合格すれば免許証が交付されます。
※帰国・退院などで「やむを得ない理由」が解消した日から1か月以内の手続きが必要です。
まとめ
今回の運転免許の更新は、
- 海外在住・75歳以下の優良運転者
- 有効期限はまだ切れていない
- 更新期間はまだ来ていない
- せっかく一時帰国しているのだから、事前に更新しておこう。
という、パターンです。
上記に当てはまる方も、当てはまらない方も、記事中の必要書類や講習時間などが異なることもありますので、必ず所轄の警察署に手続き方法をご確認ください → 都道府県警察本部リンク
おまけ
私の地元は静岡県なのですが、免許更新の際に静岡のご当地タレント「久保ひとみさん」のポスターがもらえます。
一時帰国して実家に滞在している時は彼女の顔を見ない日はない、というくらい下手なタレントより静岡県民にはおなじみの女性です。(本職はアナウンサー?)
久保さんのエネルギッシュで軽妙なトークをテレビやラジオで耳にすると、「静岡に帰ってきたなぁ」と思います。