先日、日本に住む日本人女性とスカイプでお話をする機会がありました。
雑談の中で、「●●っていう海外ドラマ見た?」という話題になったのですが、「見てないです、、、、」と返答。実は海外ドラマも洋画もぜんぜん見てなくて、最後にみた洋画は、、、、「シュレック」です。
洋画も海外ドラマも途中までは頑張るんだけど、だんだん登場人物の区別がつかなくなっちゃって、外国人、主に欧米人ってみんな同じ顔にみえるんですよね。
それでも何とかオーストラリアに住んで早17年目、現地で就職もして、外国人パートナーと暮らしを共にし、どーにかこーにか生活は成り立っているけど、周りはみんな外国人。やっぱり時々支障はあります。
今夜はそんなお話。
もくじ
洋画や海外ドラマが苦手な理由を考えてみた
外国人の顔がみんな同じに見える
はい、一番の理由はこれですね。
登場人物がぞろぞろ出てくるようなお話はもうだめ。肌の色や髪型とかでなんとか見分けをつけようとするんだけど、「ストーリー」と「登場人物のキャラ」が私の脳内では情報を処理できない。
「自分には関係ないことだ」と脳が判断した場合、見聞きした事柄は記憶に残らないそうです。
なるほど、確かにアメリカの学園物も、アクション映画やスパイ映画、ハリーポッターも私の生活には関係ない。
「シュレック」なんてもっと関係ないはずなのに、あれは最後まで理解できたお話でしたね。
セリフが100%理解できない
オーストラリア在住なので、映画、DVDに日本語字幕がついていませんし、もちろん吹き替えもありません。
だから、英語がわからんのですよ。
普段英語で暮らしていますが、専門用語や若い人が話す英語はさっぱりだし、お年寄りがもごもごとこもる感じで話す英語も「なにを言っているんだろう?」と。
でもって、「ちゃんと聞きとるぞ!」と英語に集中してしまうと、映画、ドラマを楽しむより「英語のリスニングの勉強」みたいな気分になってしまう。
よってストーリーが途中からこんがらがる
登場人物がごちゃまぜになってしまい、しかもセリフも理解していないとなれば、もうお手上げです。
洋画や海外ドラマが好きな人は、私が持ち合わせていない記憶力や理解能力を持っている人なんだなぁと、純粋に尊敬します。
外国人の顔がみんな同じに見えることの不都合
職場のスタッフや生徒、保護者の顔と名前が一致しない
前職は幼稚園の先生でした。
たぶん自分の適性をよくわかっていなかったのでしょう。私が一番就いてはいけない職業でした。
同僚、保護者、生徒の名前と顔を一致させるのに大苦労。それに海外だと、保護者を「●●ちゃんのママ」「●●くんのパパ」とは言わないんです。必ず「名前」で呼びかけます。覚えられるはずがないじゃないか。
さらに先生の入れ替わりも激しかったので、新学期を迎えるたびに、大人数の「新しい顔と名前」に囲まれるのも苦痛でした。
「もうやめよう。こんな仕事無理だ」と毎年思い、去年ついに退職を決意。(理由は他にもあるんだけど)
退職後、「無職」が私の適性だったのだ、と確信しました。
大勢の人が集まるパーティやディナーに参加しても、帰宅すれば顔と名前が思い出せない
現在は家に引きこもる生活をしているので、人と会うこともないのですが、パートナーが自営業なので彼の仕事仲間とご飯を食べたり、BBQをすることがあります。
初対面の人とは「はじめまして」の挨拶をするものの、ほとんどの場合、会の途中で名前を忘れているし、その人によほどの特徴がない限り、うちに帰ってきたら顔も名前も両方忘れています。
パートナーの兄弟のことも「チンパンジーっぽいのが弟くんで、ゴリラっぽいのが兄ちゃん」と、とーっても失礼な覚え方をしています。居住国が違うので交流はほとんどないからなんとかなっちゃってるけど。
スポーツ選手も見分けがつかない。人数が多いサッカーやマラソンはすぐに混乱する
オリンピックやスポーツの試合を見ることは好きなんだけど、大人数のスポーツはやっぱり混乱するのです。
先日までオーストラリアで開催されていたコモンウェルスゲームも毎晩のように見ていましたが、長距離走なんてちょっと気を抜くと誰が誰なのかわからなくなっちゃう。
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だから、フィギュアスケートや新体操、卓球といった選手が一人で戦うスポーツの方が好きです。
最後に:洋画・海外ドラマが苦手な人へのおすすめ作品は?
洋画が苦手だけど、シュレックだったら楽しく最後まで見れたんです。だから、登場人物が少人数で、かつ一人ひとりに見た目の特徴があって、ストーリーが単純なものって何かないですかね?
たとえば、ピンクのモヒカン男が巨漢デブ女と恋に落ちるけど、彼女にはインド人で常にターバン巻いてる彼氏がいる。男性2人がダンス対決で恋の勝者を決める、みたいな。(けっこうおもしろそうじゃないか)
今のところ、「好きな洋画」も「好きな俳優」も「最近見た映画」もシュレックなんです、、、、。
特に困っているというわけではありませんが、一度は洋画や海外ドラマにハマる、という経験をしてみたいんですよね。