「すっぽんぽん」で美しいビーチでのんびりとした時間を過ごす、、、日本ではなかなかできない体験です。
海外、特に欧米諸国ではヌーディストビーチ、ヌーディストキャンプの存在は特に珍しいものではありません。
自然・環境との一体感を楽しむ「ナチュリズム」という考え方が尊重されています。
この記事では、
- オーストラリアのヌーディストビーチ事情
- オーストラリアで有名なヌーディストビーチ3選
- ヌーディストビーチでのマナー
についてお伝えします。
もくじ
オーストラリアのヌーディストビーチについて
日本ではあまり馴染みのない「ヌーディストビーチ」
オーストラリアでは歴史は古く、1920年半ばより「オーストラリア・ヌーディスト・クラブ」なるものが存在していました。
しかし、当時はビーチで全裸で過ごすことは違法とされていました。
現在では「ヌーディズム」「ナチュリズム」というコンセプトが世間に受け入れられ、オーストラリア国内に20を超える「政府認定」の完全合法のヌーディストビーチがあります。
ヌーディストのための機関「オーストラリア・ヌーディスト同盟」(Aus Nudist Federation)も発足。
会員数は1万人を超えていると言われています。
ヌーディズム・ナチュリズムとは
ヌーディズムは、全裸でありながら服を着た状態と全く同じように過ごすこと。
ただし衣服を着て生活することが規範となっている社会における活動を言う。裸体主義。
ヌーディズムは、自然との関わりを強調してナチュリズム(英 Naturism:ネイチャリズム)と呼ばれることもある。
(引用:ヌーディズムーWikipedia)
レイディーベイビーチ(Lady bay Beach)
シドニーの街が見渡せる絶景ポイントとして観光客にも人気の街・ワトソンズベイに位置するヌーディストビーチです。
1960年頃からナチュリストが集まるビーチとして有名になり、1976年、州政府に正式に認められ全裸での遊泳が合法となりました。
午前5時から午後10時までビーチエリアに入ることができます。(それ以外の時間は禁止されています)
【レディーベイビーチへのアクセス】
サーキュラキー駅のフェリー乗り場(4番)より20分。
サムライビーチ(Samurai Beach)
「戦時中日本軍の見張り場だった」という歴史から「サムライビーチ」と名付けられたポートスティーブンス地域にあるビーチも全裸OKです。
観光アクティビティとして大人気の「ポートスティーブンスのイルカウォッチングクルーズ」が出発するネルソンベイからたったの5キロの距離です。
1996年にはサムライビーチ近くにキャンプ場も設置され、ヌーディストのコミュニティの人々が夏の間キャンプを楽しんでいます。
一度参加するとその開放感がクセになりリピーターになる人も多いそう。
サムライビーチ、サムライビーチのキャンプの様子はこちらから ⇒Nude Camping in New South Weals
(※記事は英語で書かれていますが、写真から雰囲気が伝わってくるかと思います)
【サムライビーチへのアクセス】
シドニー市内から車で約2時間半。
スワンボーンビーチ(Swanbourne Beach)
西オーストラリア州、パースで一番人気のビーチはスワンボーンビーチ。スワンボーンビーチは、パースの中心部から車で約20分、フリーマントルの北側に位置しています。
全裸OKのエリアはビーチの駐車場から10分ほど歩くと到着(いきなり全裸になってはいけません)
スワンボーンビーチは第二次世界大戦前からヌーディストビーチとしての歴史があります。
現在も政府からの公式な許可はないものの(つまり非合法)地元の人々からは「スワンボーンビーチ=ヌーディストビーチ」という認識があります。
※スワンボーンビーチの様子が気になる方はこちら ⇒ Swanbourne Nudist Beach Faecbookページ
【スワンボーンビーチへのアクセス】
電車: シティからFreemantle線乗車、Grant St駅かCottesloe駅にて下車、徒歩約10~15分
バス: シティからNo.207のバス乗車、Swanbourne-Nedlands Golf clubで下車
ヌーディストビーチを訪れる際の注意点・マナー
自然との関わりを重んじる「ナチュリスト」たちが集まるヌーディストビーチ。
訪れる際は最低限のマナーを守る必要があります。
【ヌーディストビーチの最低限のマナー】
- 他人の体を凝視しない。
- 撮影はNG、もしくは事前に許可を得る。
- 双眼鏡の多用はしない。
- ベンチなどに座る時には必ずタオルを敷く。
また、オーストラリアでは野外での飲酒は禁止されています。
喫煙ができる場所もかなり厳しく取り締まられているので注意してください。
ヌーディストビーチは興味本位で訪れるのではなく「自然と素肌で関わること」「開放感を得ること」を目的としましょう。
「話のネタに」くらいの気持ちではビーチにいらしゃる方に失礼です。
まとめ
もともとは「自然回帰」のコンセプトのもとドイツで生まれたナチュリズム。
その考えがアメリカに渡り、レクリエーションとして「開放感」を楽しむ「ヌーディズム」として広がりました。
現在では、ヌーディズム先進国のドイツでは全裸でハイキングをするイベント「ヌーディストハイキング」が開催されています。
アメリカでは全裸でバケーションを過ごす「ヌーディストリゾート」が人気を呼び、「全裸結婚式」においては世界中で流行。
日本でも全裸で銭湯や温泉に入る習慣がありますよね。(海外の温泉は水着着用のところが多い)
だから、何かのきっかけで、「ヌーディスト」「ナチュリスト」という価値観が日本にも広がる可能性もなきしもあらず、、、、かな?と思っています。