このブログでは外国人との恋愛や暮らしについての記事が多いのですが、今回は当事者の親御さんにむけてのお話です。
あなたの娘さんが恋人を紹介したいと言ったと時、しかもその男性が日本人ではなく外国人だった場合、少なからずうろたてしまうのではないでしょうか。いろいろな不安が頭をよぎりますよね。
そんな時のために覚えておいてほしいことやNGな対応方法や参考にしてほしい記事などを海外移住⇒国際恋愛⇒国際事実婚を経験した「娘」の立場からお伝えします。
もくじ
娘が外国人彼氏を連れてきた!不安・心配は「無知」からやってくる
娘は娘で「親に反対されること」も想定して、でもなんとか丸く収めようと根まわししている可能性もあります。
私の時はこんな感じ⇒【参考記事】外国人彼氏を親に紹介、という気疲れするイベント… 親の反応と事前の根まわし
私たちのケースは私がすでにオーストラリアに10年以上暮らしていたので、外国人男性を紹介してもそれほど驚かれなかったのですが、どちらにしても親の立場からしてみれば「娘が好きになった人だから」と我が子を信用してあげることが大切かな、と。
出身国が異なれば習慣や文化、考え方、価値観、宗教も異なります。外国人と接する機会が少ないとわからないことってたくさんあります。
でも、「わからない」からという理由で娘さんの外国人との交際をあからさまに反対するのは間違いです。
心配や不安の原因は「無知」からやってきます。
だったら、彼のことがわかれば解消されるわけですよね。娘の彼氏のこと、彼の出身国のことを「わかったうえで」意見し、「まだわからない」段階であれば、あからさまに反対する理由はそこにはないのです。
世界にはいろいろな人がいろいろな価値観で生きていること、それでも2人は魅かれ合ったことを事実として受け止めてあげてください。
いまどき国際恋愛・国際結婚・海外移住はめずらしいものではない
静岡の田舎で育ち、高校へ進学、専門学校卒業後は近所の保育園で働いていました。こんな絵に描いた平々凡々とした私でも、現在はオーストラリアへ移住して外国人パートナーと暮らしています。
シドニーで知り合った日本人たちもごく普通の人。特筆するような特技があったとか、実家が大金持ちだったとか、そんなんじゃなく、平均的な家庭で普通に育った人たちばかり。
一昔前に比べ、確実に「国境」という概念が曖昧になってきていると思います。
就職活動や婚活も日本国内だけでするものではなく海外を視野に入れることもそれほど珍しいこともでないし、実際に企業の転職サイトや婚活サイトを利用して海外に飛び出していく人たちも増加傾向です。
ワーキングホリデーや留学も大学生が気軽に挑戦していますし、航空券もLCC(格安航空会社)を利用すれば国内旅行より安くすんでしまうんですよね。
逆に日本へ入国する外国人も近年ますます増加の一途を辿っています。日本国内で外国人男性と付き合うことになる、というパターンも比例して増加傾向にあるのではないでしょうか。
こんな時代です。外国人と付き合うことは何ら珍しいことでもなく、その流れで結婚⇒海外移住という道をお子さんがたどったとしても、決して「特殊な人生」ではない、とうことです。
育った環境より本人がどういう人か?が重要
私のパートナーとはオーストラリアで知り合いました。彼はマレーシア人です。学歴は中卒。学歴の低い東南アジア、と聞くと年配の方はあまりいいイメージを持てないかもしれませんね。
しかし、実際の彼は何か国語も流暢にあやつるマルチリンガル、家事能力も私より格段に高く、なにより彼との生活は笑いに満ちていて、「絶対他人と住むのは無理!」と思っていたのに、予想以上にうまくいくどころか幸せ太りで8キロ増です。
【参考記事】育った環境の違いを感じる5つの場面と国際結婚・国際恋愛カップルが上手くやっていくコツ
本当に自分と合う人は、その人の仕事や学歴や宗教、育った環境・バックグラウンドでは判断できないものなんです。
髪の毛や肌、瞳の色や話す言葉が違うと、「おお!外国人だ!」と壁を感じてしまうかもしれませんが、外見だけではわからない内面をぜひ見極めてもらえれば、なぜ娘さんが彼を選んだのかが理解できるでしょう。
娘の外国人彼氏とのコミュニケーション面での歩み寄り
これは私の両親にも言えることなのですが、私のパートナーがマレーシア人だからといってマレー語を練習して!とはいわないけど、せめて基本的な挨拶や質問ができるくらいの英語は覚えてほしいな、と思っています。
英語圏の人はもちろん、他の国の出身でも英語が共通語となることがほとんどですし、「娘の彼氏が外国人」の不安は「コミュニケーションがとれないこと」に原因があります。
難しい話をしなくても、簡単なやりとりをするだけでもその人の人柄は意外にわかるんですよね。同じ日本人同士でも話の中身より、話をするときの表情や仕草でなんとなく「いい人だな」と感じることってよくあります。
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【参考記事】コミュ障・人見知りは英会話スクールは続かないよ! まずオンライン英会話を試してみよう
まとめ
「娘が連れてきた彼氏が外国人」というシチュエーションでは頭ごなしに反対しないで、「どういう人かな?」と前向きな関心を持っていただければと思います。
案外うまくいくものです。英語はさっぱり話せない私の両親と、日本語初心者のマレーシア人パートナーですが仲良くやています。
祖母に関しては「孫の中でタムタム(彼の名前)が一番やさしい」と、外国人の彼をすんなりと孫あつかいするようになりました。
だから、国の違いや言葉の違いってのは人間関係を築く上で、それほど重要なものではないのだな、とつくづく思います。