国際結婚が決まるとどちらの国に住むか?という日本人同士の婚姻ではあまり話し合われないだろう選択を迫られます。
国際結婚カップルは女性が相手国へ移住する方が多いのかな、という印象がありますが、私たちは第三国のオーストラリアで暮らしています。
特に生活に不満はありませんが、この頃「じゃ、将来はどこの国に住むんだろう?」「日本に2人で移住するのか」「彼の国(マレーシア)に移住するのか?」と考えていることが多く、普段の彼との会話でも「マレーシアに引っ越す」「日本に引っ越す」という言葉が頻繁にでてくるようになりました。
「なんでぇぇ?なんでしゃむい(寒い)のぉ?やだぁぁ」
と、毎朝イヤイヤ期の2歳児のごとく冬の寒さに文句をたれるマレーシア人パートナー。
じゃマレーシアに引っ越す?と提案すると、「暑いのもやだ」
大人もワガママに振る舞えばいいんだってことを学ぶよね。
— ふくちゃん@海外在住引きこもりブロガー (@fukuchan5818) 2018年7月16日
第三国で暮らすメリットや国際結婚が決まったカップルが最初に話し合う「どちらの国に住むか」の判断基準、日本へ移住した場合のシミュレーションなどをまとめていきたいと思います。
国際結婚カップルが第三国で暮らすメリット
私たちはマレーシア人と日本人のカップルです。
オーストラリアにお互い単独移住をして、現地で出会いました。だから、「結婚したから移住した」というパターンではなく、もともと2人ともーストラリアで暮らしていたんです。
そのため、「どちらの国に住むか?」という話合いはされず、引き続きオーストラリアで同居生活をスタートしました。
お互い、仕事もあったし、生活の基盤も出来上がっていたので一番楽な方法が「生活の拠点は変わらずオーストラリア」だったんですね。
第三国で暮らすメリットは圧倒的な平等感だと思っています。
マレーシアで暮らせば彼が、日本で暮らせば私が、なんだかんだと負担があるのは目に見えてます。
仕事だって母国の方が探しやすいだろうし、不動産屋の契約から始まり、電気やガス、インターネットのライフラインの契約、車や電化製品の購入なども母国側の人主導で進めますよね。
そして移住してきた側は慣れない生活の中で適応能力が求められ、ストレスを感じることもあるでしょう。
でも、第三国で暮らせば、お互い「物理的な負担」「精神的ストレス」はクリアした状態、もしくは2人で乗り越えるものになります。
経済的なことも平等で生活費は折半です。
「お金も家事も2人でなんとかしよう」という仲間意識が強くなるのも国際カップルが第三国で暮らすメリットかなと思います。
国際結婚カップルの「どこの国に住む?」の判断基準は3つ
というわけで、オーストラリアに住むことに対して、現在は何のデメリットも感じていません。
しかし、これから親が年老いてくることやシドニーの物価の高さを考えると、もう少し日本の近くの物価の安い国、もしくは日本で暮らした方がいいのかなー、ともぼんやり思うんですね。
そうなると、私たちの場合、マレーシアか日本。どっちでもいいんじゃない?と軽い気持ちで移住できそうなほど、生活環境は良さそうじゃないですか?
判断基準は以下の3つ
①治安
②食生活
③気候
細かいデメリットを数えあげたらきりがないけど、ざっくりと世界規模で考えれば、マレーシアも日本もかなり住みやすい国といえます。特にマレーシアなんて移住したい国NO1を突っ走ってますからね。食べ物美味しいし。
問題はパートナーのタムタムはあまりマレーシアで暮らしたいとは思わないようで、日本の方がいいんじゃね?という意見なんです。
日本で暮らすことになった時の練習として、前回の日本訪問の際に「日本での自立」を目指していました。
日本での生活をシミュレーションして一人で頑張った僕の様子はこちらの記事にまとめてあるよ。
国際結婚カップルが日本移住した時の問題は旦那の仕事
では、私たちがどちらかの国に移住する、と仮定して考えてみると、、、、、
マレーシアに移住=日系企業が多く、日本人もたくさん働いている。英語も通じるから生活はなんとなるだろう。
日本に移住=マレーシア人のタムタムが仕事を見つけるのは困難を極める。彼の日本語能力では日本人とのコミュニケーションが難しいし、かといって英語やマレー語、中国語を話す日本人は実家の周りにはいない。大都市に出たところで仕事に就けたり友達ができる保証はない。
と、私は思うのですが、彼の言い分はこんな感じ。
移住先の仕事や経済的な見通しについては、私たちのように資産らしい資産がない場合はもっとちゃんと考えなきゃだめです。
仕事がなければ自分で何か商売をすればいい、という考え方は悪くないと思いますが、それなりの計画だとか見通しがないと心配になってしまいすよね。
うちのマレーシア男は先を見通す力や計画性がない。
家を出発して5分で「オシッコ行きたい」
レストランを出て5分で「オシッコ行きたい」
…5分後の尿意くらい見通して欲しい。
それでもそんな彼との無計画極まりない生活は嫌いじゃないし、これから先も適当に過ごしていくか。
— ふくちゃん@海外在住引きこもりブロガー (@fukuchan5818) 2018年7月21日
タムタムは日本語の勉強はけっこう熱心に取り組んでいるので、日本へ「移住」ではなく「長期滞在」から試してみてもいいかもしれません。
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まとめ
将来、自分がどこに住んでいるのかわかない、という状況はワクワクします。
とりあえずは現状維持で。シドニーはいいところだし、日本の両親も健康そのものですし。
ただ、この記事を書いていて気づいたんですがオーストラリアを離れることに何の抵抗も未練もなくて、どちらかと言えば「他の国に住むのもありだな」という気持ちの方が強いかも。
老後は静岡の伊豆で毎日温泉に浸かりつつおいしい食べ物に囲まれて過ごしたいな、と思っています。