オーストラリアの専門学校留学に興味がある、校内の様子や授業料、入学に必要な英語力、通学の日数など詳しい情報が知りたい!という方に、シドニーの専門学校潜入レポートをお届けします。
今回、紹介する専門学校は今年シドニーに新しく開校した「Australian college of the Professions」(以下ACP)
結論からお伝えしますと、こんな方におすすめです。
- 就職に有利なビジネス系の国家資格をリーズナブルな授業料で取得したい。
- 将来的に大学進学も視野に入れている。
- 勉強だけでなくプライベートも充実させたい。(週2.5日の通学でOK)
- 留学生だらけの専門学校ではなく現地のオーストラリア人の生徒が多い学校で学びたい。
それではACPのコース内容、校内の様子、ロケーション、授業料、おすすめポイントなど、専門学校留学を検討しているあなたが気になることを徹底レポートしていきます。
もくじ
【Australian College of the Professions】のコース
ACPはオーストラリア政府が留学生の受け入れを認める「政府認定校」
各コースのCRICOS codeは「学生ビザに必要な入学許可証を発行できる権利があるコースだけにオーストラリア政府から与えられる登録番号。
CRICOS codeはオーストラリア政府の厳しい審査条件が設けられ、一定水準の教育課程・運営・経営状況などをクリアする必要があります。
ACPは現地のオーストラリア人、留学生、ともに受け入れ可能。すべてのコースにCRICOS codeが付与されています。
ACPのコースは全部で4コース。内容をみていきましょう。
Diploma of Accounting(CRICOS code:FNS50215)
金融サービス、企業の会計部門など会計職務の専門知識を学ぶコースです。
コース修了後の進路:アカウントマネージャー、ファイナンス部門のマネージャー・スーパーバイザー
コース期間:78週間(1年半)
詳しくはこちら>>Diploma of Accounting
Advanced Diploma of Accounting(CRICOS CODE:FNS60215)
Diploma修了後、さらに高度な会計の知識・スキルを身に着けるコースです。様々な状況において理論的・技術的に対応できる人材を育成します。
コース終了後の進路:チーフファイナンシャルオフィサー、ファイナンシャルディレクター・マネジャー
コース期間:78週間(1年半)※Diplomaを終了している場合、成績により科目免除が適用されます。
詳しくはこちら>>Advanced Diploma of Accounting
Diploma of Leadership and Management(CRICOS code:BSB51915)
さまざまな分野のビジネスシーンでリーダーシップとマネジメントについて基礎を学ぶことができるコースです。
個人やチームをサポートするための判断能力、計画性、コミュニケーションスキル、そして問題の解決策を適用したり、各プロジェクトの評価や分析などを学びます。
コース終了後の進路:企業のマネージャー、チームリーダー、シニアスーパーバイザー
コース期間:78週間(1年半)
詳しくはこちら>>Diploma of Leadership and Management
Advanced Diploma of Leadership and Management(CRICOS Code:BSB61015)
Diploma終了後の進路として、さらに高度なリーダーシップ、マネージメントスキルを学ぶコースも設けられています。
コース終了後はマネージャー、シニアマネージャー、管理職のポジションを目指します。
コース期間:78週間(1年半)※Diplomaを終了している場合、成績により科目免除が適用されます。
詳しくはこちら>>Advanced Diploma of Leadership and Management
専門学校でDiploma、もしくはAdvanced Diplomaを取得後はオーストラリア国内の大学の関連学部へ編入できます。
Diploma修了後は1年間、Advanced Diploma修了後は1年半のの単位が免除されますので、大学へ通う期間は2年、もしくは1年半となります。
※オーストラリアの大学は一部の学部をのぞきほとんどが3年制。
「直接大学入学」より「専門学校経由の大学編入」を選ぶ方が多いです。
その理由としては、
- 先生と生徒の距離が近く留学生へのサポートもしっかりしている専門学校からのスタートが安心。
- まずはDiplomaを取得してから、その後の進路を考えることも可能。(就職か進学か)
- Diploma経由の大学進学の方がトータルの授業料が安くなるケースも
シドニーの専門学校【Australian college of the Professions】の校内の様子
セントラル駅から徒歩3分、グラウンドフロアにACPの校舎があります。
2018年に開校したばかりの専門学校なので校内はピカピカでとても居心地が良い空間です。
受付の前のエリアです。すわり心地のよいソファです。全体的にコンパクトにまとまっている校舎ですね。
少人数グループの授業をしたり、生徒同士のプロジェクトやアサイメントに取り組むエリア。
コンピューターやプロジェクターなどの設備は最新のものが取り揃えられています。教室もこざっぱりしていて余計なものが置いてない環境。授業に集中できそうです。
コンパクトな教室がいくつかあります。少人数制で先生との距離が近い環境は専門学校への留学が初めての方でも安心。
トイレ前の景色。せっかくなのでトイレの中ものぞいてみましょうか。
日本人が気になるポイントであるトイレも清潔。
校舎自体はこじんまりとしているのですが、あちこちにソファが置いてあり、学生がくつろげるスペースがあります。
給水サーバーがあるのが地味にありがたい。乾燥しているオーストラリアでは日本よりもこまめな水分補給が必須。そのつどペットボトルのお水を買っていたらけっこうな出費になってしまいますからね。
ACP入学日・コース期間・入学基準・費用は?
入学日
2018 | 9月24日 |
10月29日 | |
2019 | 1月7日 |
2月11日 | |
4月1日 | |
5月6日 | |
6月24日 | |
7月29日 | |
9月16日 | |
10月21日 |
コース期間
全コース78週間(1年半)
入学基準
学歴:高校卒業
英語:IELTS5.5以上 TOEFL iBT 60以上 語学学校でUppper Intermediate修了
※IELTSやTOEFLのスコアをお持ちでない方は、事前に語学学校に通いUpper Intermediateの修了証を授与されれば専門学校への入学が許可されます。
語学学校に通う期間は個人の英語力によって異なりますが、日本人の留学生の場合は平均で3か月~6ヶ月ほど。語学学校⇒専門学校への留学プランニングは留学エージェントにお任せすると手続きがスムースです。
授業料(全てのコース)
授業料:12000豪ドル
教材費:550豪ドル
合計:12550豪ドル(日本円換算:約99万3000円 ※2018年9月現在の為替レート)
Australian college of the Professionsのおすすめポイント
おすすめポイント①これ以上ないロケーションの良さ!セントラル駅から3分!
シドニーシティのど真ん中、セントラル駅の出口からあっという間に到着。留学中のアルバイトや友達と会ったりするのはシティが多いので、学校のロケーションは良いにこしたことはありません。
学校の周りにはオーストラリアの大手スーパーマーケットやカフェ、パブ、レストランなど授業前、放課後に買い物を済ませたり、お茶や食事も楽しめます。
おすすめポイント②現在は生徒のほとんどがローカルのオーストラリア人、現地の友だちやクラスメイトができる
ACPはまだ新しい専門学校で、生徒のほどんどはローカルのオーストラリア人の生徒。
専門学校によっては生徒の国籍が偏っていることも、、、私がその昔通ったコンピューターの専門学校は8割がバングラディッシュからの生徒でした。
それが悪いわけではないんですけど、やっぱり疎外感もありましたし、オーストラリアで学校に通っているので「オーストラリア人の友だち・知り合い」ができるチャンスはほとんどなかったです。
ACPに通っている生徒はオーストラリア人と留学生がちらほら、という理想的な環境です。
この記事を書いている2018年9月の時点では日本人の留学生はACPには1人もいません。留学に来たけど校内に頼れる日本人がいないと不安、、、という依存心の強い人には不向きの専門学校です。
おすすめポイント③大学進学をする場合、専門学校経由の方がトータルの授業料が30%以上もお得
オーストラリア政府認定のDiplomaコースを修了すると、大学への編入が可能となります。
ACPのコースは1年半、大学進学の際に少なくとも1年の単位免除が認められるため大学で勉強する2年となります。
オーストラリアの大学の学部はビジネス系の学部は3年制。日本で高卒の方は「Foundation course」(ファンデーションコース・日本でいう一般教養的なコース)を1年修了後に大学、という進学方法を選ぶ方もいらっしゃいます。
しかし専門学校経由であればファンデーションクラスは免除、しかも大学1年分の単位も免除となるため、結果的に留学費用の節約となるわけです。
オーストラリアの大学の学費は大学・学部によって差がありますが、ビジネス系の学部であれば年間1万5000ドル~2万5000ドルとかなり高額。ファンデーションコースの授業料も1万ドル超えが一般的です。
万が一、何らかの理由で大学進学をあきらめざるを得ない状況になっても、まずはDiplomaだけを取得ておいて、状況が変わったら大学進学を検討する、というフレキシブルな進学プランも可能になります。
おすすめポイント④初めての留学でも安心 生活サポートも充実!
ACPは留学生をサポートするサービスも充実しています。
たとえば、
- アコモデーション(住むところ)の紹介
- アルバイトの紹介
- そのほか留学中の生活相談全般
日本人留学生は日本の留学エージェントを通して留学される方がほとんどですが、学校でもサポートを受けられるのは心強いの一言です。
校長先生いわく、
「高校卒業してすぐに留学する生徒が安心して生活が送れるようケアしていきたい」とのことです。
何でも話ができる優しい雰囲気の先生だということは私が保障します!
おすすめポイント⑤ライフスタイルに合わせて通学日数が選べる(2日半~5日)
留学中はアルバイトやインターンシップをすることも多いので、留学先の授業スケジュールはご自身の都合で選ぶことができるのが理想。
ACPでは2.5日の通学でOKなので、勉強以外のことにも効率よく時間を使うことができます。
授業のスケジュールの例
2.5日の通学パターン①月&火 9:00~17:00 水 9:00~13:00
2.5日の通学パターン②水 9:00~13:00 木&金 9:00~17:00
5日の通学パターン 月~金 17:00~21:00
シドニー専門学校留学に興味がでてきましたか?問い合わせ方法は直接ACPか留学エージェントへ!
★お問い合わせは直接ACPへ。
ACP公式Webサイト>>Australian college of the Professios
シドニーにいらっしゃる方は学校見学も受け付けていますのでお気軽に連絡してみてください。スタッフのみなさんは感じの良い方たちばかりなので、ガチで「気軽」に連絡して大丈夫です。
日本人留学生を増やしたい、という運営側の意向もあるので、「日本人歓迎!」の雰囲気をむんむん感じるかと思います。セントラル駅からも近いのでSurryhillsのカフェに行くついでに学校を見学してみてください。(もちろんアポはとってくださいね)
編集後記
実はACPの校長先生と私のパートナーが友人なんです。それで、「紹介記事を書いてほしい」と頼まれた、という裏事情があります。
でもね、おかしな学校だったら読者さんに紹介することはできないし、私が苦情を受けることになってしまうのも嫌だ!という思いから、実際に学校に行って、校内を見学し、校長先生やスタッフともお話をしてきました。
私はシドニーで5年間、留学エージェントで働いた経験があるので、人よりいろんな学校を見てきているので、「こりゃぁ、お客様に紹介できないな、、」という学校もあったんですよ。(校内が不潔、荷物だらけ、受付の愛想が最悪、先生のやる気がイマイチ、、、、など)
だから、ACPも自分の目で確かめて「おすすめできる」と思ったからこの記事を作成したんだよ、ってことを最後にお伝えさせて頂きます。
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