一時帰国中、常に心に付きまとうのは「いつかここに帰ってくるのかなぁ」「日本で働けるのかなぁ」というぼんやりとした疑問や不安。
在住歴が10年、20年と長くなってきた海外在住者は多かれ少なかれ考えることかと思います。
20代、30代の前半は生活の基盤をここで作らなければ、と必死に孤独や英語や仕事と戦い、海外で地に足つけて生活していく自信がついてきた頃に、「私は日本でも通用する人間なのか?」と母国のことを想ったりするわけです。
それに、一時帰国のときに久しぶりに会う両親や親戚が微妙に老け込んでいたりすると、「将来的には親の近くに住んだほうがいいのかな」なんて思っちゃいますよね。
私の場合は、一時帰国中の買い物が日本の食べ物(インスタント食品やレトルト食品、ふりかけなどなど)ばかりになった時に、
と、日本で働くことや暮らすことを心の中でシミュレーションしたりするんです。
一時帰国が後半にさしかかると、スーツケースの半分以上が日本の食べ物で埋め尽くされる。
やっぱり「食」という点では日本が最高。
スーパーでお菓子やお惣菜を見てると、永久帰国もありかな、と大きな決断をさらっと検討してしまう。
どこまで食い意地がはっているのでしょう。 pic.twitter.com/MQcOBAaW6p
— ふくちゃん@海外在住引きこもりブロガー (@fukuchan5818) 2018年11月9日
そんなわけで、海外在住者が日本へ帰国してから就職活動・転職活動にはどんな方法があるのかなー、と思いついた方法をまとめます。
求人誌
近所のスーパーマーケットでもらってきた求人誌をぱらぱらと眺めてみたのですが、パートだったら「40代女性活躍中!」の求人がたくさんあります!私でも雇ってもらえるかもしれません。(とても楽観的♪)
そこまでガツガツ働きたくない、週5で8時間働くのは面倒くさい、という方は実家で暮らしてパート勤めでもいいんじゃないでしょうか。親との関係次第ですけど。
私が日本に永久帰国したらミスドで週3くらいで働きたいなぁ。1人暮らししなければなんとかなるんじゃないの?と思っているのですが甘いでしょうか。
がっつりオーストラリアの働き方(残業無し、休み多い)に慣れてしまっているので、いきなり日本で正社員は気を失ってしまいそうなので、まずはじょじょに体と心を日本で働くことに慣らしていくことも必要かもです。
個人事業主(フリーランス)
海外在住者がなんらかの理由で日本に帰国してから、個人事業主として独立するパターンはけっこう聞くんですよ。
単独移住で海外行って、それなりのすったもんだを経験すると独立心・自立心旺盛な人間ができあがり~。
現地で語学習得に奮闘しながらゼロから人間関係を築き、学校を出て、仕事を探し、アパートの契約をし、公共料金の支払いやら、なんやかんやを異なる文化圏で経験しちゃうと、変な自信がついちゃうんですよね。
(まぁ、そこが「海外在住歴が長い人はおかしな人が多い」といわれる所以だと思うんですよ)
海外生活の中で「やればできる」をもろに体感しているので、「挑戦」に対しての心理的ハードルが下がっています。
海外在住者が日本に帰国して、英会話の先生をしたり、オンラインショッピングサイトを運営したり、外国人が集まるカフェバーを経営する、という話もよくある話ですし。
ちゃんと運営すればブログだって立派な「ビジネス」になり得ます。
>>海外在住者のブログの始め方・稼ぎ方の全体像 | 在宅で仕事したいあなたへ
転職エージェント
私が日本で暮らしていた頃は「転職エージェント」の存在は薄かったのですが、最近はネットで検索すると就職・転職をサポートしてくれるサービスがたくさんあるんですね。
で、ですね、私、日本でもオーストラリアでもずーっと保育士だったんです。
「保育士のお仕事を紹介してくれる転職エージェント」もあるのかなー、と調べてみたら、「保育士」に特化した転職エージェントがわんさか見つかりました。
日本いる間に情報収集してみよう、という気持ちと「興味本位」、そして現在の就職・転職の状況を知るために(日本離れて丸17年なので)登録方法が簡単そうなエージェントに試しに登録してみたんです。
- 海外在住で帰国の予定は未定
- どのような就職先があるか情報収集したい
ということをお伝えし、初めて「転職エージェント」なるものの世界をチラ見してきましたので、感想をお伝えします。
ジョブメドレー
ジョブメドレーは担当者が手取り足取りサポートするわけではなく、自分でジョブメドレーのサイト内に掲載してある求人情報をサーチするスタイル。
なんとなく転職を考え始めた方や、自分のペースで情報収集したい方はジョブメドレーが向いています。とりあえずどんな求人があるかなー、とチェックするだけでもOK。担当者からお尻を叩かれるようなメールや電話は一切ありません。
(希望すれば「無料キャリアサポート」や「スカウト機能」が利用できます)
※ジョブメドレーを見てみる>>保育士の転職ならジョブメドレー
↓ここから一般職・管理職を目指す方向け↓
海外から日本へ転職したい! 海外在住でも登録できる転職エージェント
30代~50代の転職をサポートする「JAC リクールトメント」は英語を使ったお仕事や外資系に強いことが特徴。海外在住中から登録可能です。帰国前に情報収集をし、面談や待遇などの希望についても電話で対応してくる、とのこと。
1人で帰国後の仕事についてあたふたするより、専門家に相談してできるだけ早く、楽に理想のお仕事を見つけられますね。
※JACリクルートメントを見てみる>>英語・外資系に強い人材紹介会社JAC
まとめ
海外在住者が日本へ永久帰国を決めると、ネックになるのが日本での仕事。
でも、今はネットがこれだけ発達しているので海外にいても転職エージェントを使えば就職活動は帰国前にもできるわけですし、「1人で全部抱え込まなくいい」という安心感もありますね。
もし私が日本に帰国して仕事を始めるなら、まずは「ミスドの週に数回のパート」で日本の社会に慣れることからスタート。
その後は、、、、その時に考えればいいかな、と思っています。
それでも、日本のお仕事事情は常にアップデートした情報を把握しておくことは大切です。
「まだまだ帰国なんて考えてない」という方も日本で自分がどのような仕事にどんな条件で就くことができるか?はチェックしてみるとなかなか興味深いですよ。