2017年6月16日、この「マフィントップと唐辛子」が誕生しました。
サーバーとドメインを手に入れて、「で、どうすればいいの?」と1年前のワードプレスブログの経験ゼロの私はあたふたし、「やっぱ無理かなぁ」と弱気のスタートでした。
1年たったかぁ、、、と感慨深い気持ちに浸りつつ、この1年を振り返ってみようと思います。
※具体的な数字(PVや収益)は伏せてます。ノウハウ的なことも書いてないです。そういうのを期待している方にはがっかりする内容なので別の記事を読んでね。
ブログを続けられた理由は「スポンサー」の存在
私は去年、人と関わることに心底疲れ果て、長年働いていた職場を退職し、憧れの引きこもり生活に突入しました。
好きな時間まで寝て、好きな人とだけ会い、好きなだけ食べる、そんな好き勝手な生活を送ることを自分に許し、毎日ぐーたら過ごしていました。
しかし、そんな暮らしが2か月ほどたったころ、「暇だから、何かやりたい」という気持ちになり、それが「文章を書くこと」だったんです。
よし、ブログでもやるか。
本当、軽いノリでした。
それを聞いたマレーシア人パートナーのタムタムがこう言ったのです。
サーバー代をぼくが出してあげるから1年後に5%上乗せで還元して。ふくちゃんのブログのスポンサーになるよ。
いやいや、サーバー代なんて高いものじゃないから私のお小遣いでじゅうぶん払えるよ。
ううん、そういうことじゃなくって。ビジネスってスポンサーがいることで必死になれるでしょう?
ビジネスって、、、、ブログだよ。ただ文章を書くだけだよ?
ブロガーって職業だよ?ふくちゃんはブロガーになるんだ、立派なビジネスじゃないか。
タムタムはスポンサーを得て起業の経験があること、また海外では「ブロガー」が職業として認められていること、この2つの背景があったことから、私はブログを書く前から「スポンサー」を得たのです。
サーバ代は年間12000円ほど。(※他、初期費用とかドメイン代もかかる)
ブログで5000円以上稼げているのはたった5%という話はよく聞きます。
つまりブログで稼げない人の方が普通で、5000円以上稼いでいる人は変態。極端な言い方だけど、1年前の私はそう思ってました。
軽々しく「サーバ代くらい出してあげるよ」とあえて言わないのが彼の優しさなのです。私は1年後にブログから稼いだお金でスポンサーであるタムタムにサーバー代を還元しなければならない。
変態にならなければ、という決意が固まったのです。
誰にも見られないブログだったけど1年続ければアクセスは増える
ブログでお金を稼ぐなら、まずは自分のブログに人を集めなければなりません。
去年の6月からのアクセスの伸び方はこんな感じ。6月、、、すがすがしいくらい誰にも見られてない(笑)
でも、記事が増えていくにつれアクセスはどんどん増えていきます。
ブログを開設してから、PVは下がることなく順調に増えていきました。(6月がガクッと下がっているのは6月15日時点のデータだからだよ)
アクセスが集まるスピードはそのブログの内容や更新頻度にもよるので、あまり人と比べない方がいいな、と思い、ブロガーの「運営報告」みたいな記事は極力みないようにしていました。
すごいブロガーさんのPVや収益を見るより、私は私のペースでブログを育てていけばいいんだ、と今でも思っています。子どもの成長と同じで、歩くのが早い子もいれば、言葉の発達が遅い子もいる。ブログも同じです。
ブログのPVは無機質な数字なのでイマイチ実感に欠けるんだよね。
そこで、実際にどのくらい人に読んでもらえたか、を視覚で実感するために、PVと同じくらいの収容人数の会場のライブDVDを見るとテンション上がる。
半年前は学級会レベルだったけど、今月は東京ドームまでたどり着いた。 pic.twitter.com/AAVNa6YnR1
— ふくちゃん@海外在住引きこもりブロガー (@fukuchan5818) 2018年5月31日
最近では新しい記事を更新直後、アナリティクス(アクセス解析)をチェックすると、たくさんの方がブログにアクセスしてきてくるようになりました。
私が心がけたことは「続けること」
そして、自分を良く見せようせず、等身大の本音を語ること。好かれようとしないこと。じゃなきゃ、続かない。
だから、「国際結婚」「海外移住」「海外生活」のキラキラ感が皆無のブログ&ツイッターですが、それでもありがたいことに共感してくれる読者さんはいるんです。そういう方たちと仲良くしていければいいんです。
ぶっちゃけブログは稼げるのか?
去年、無職になって気が遠くなるほどの時間を手に入れた。そこで「ブログでもやってみるか」と。
ブログの初報酬は30円。
社会に適応しなくてもお金は稼げる、という事実にワクワクが止まらなかった。
「たった30円」と思う人もいるかもだけど、私には希望の光が射した瞬間だったんだよね。
— ふくちゃん@海外在住引きこもりブロガー (@fukuchan5818) 2018年5月29日
上記のツイートにもあるように、私のブログの初報酬は30円。ブログ開設から2か月ちょっとの時期でした。
おおおおおおー!ブログがお金を生み出したーーーー!!!!
たぶん、ここで普通の人だったら、「たった30円かよ、2か月も記事を書いたのにっ!」と思ってブログ辞めちゃうんですよ。それが95%の人たちです。
でも、私は金額よりも「一歩も外に出ず、会社に雇われず、お金を稼いだ」という事実に大興奮し、「こりゃぁいけるな」とブログの可能性をひしひしと感じたのです。
それからは、アドセンスに加え、「ここから商品が買えれば読者さんは便利だろう」と思う記事にはアフィリエイトリンクを置くようにしました。
ワードプレスのブログが初心者でも、セールスライティングがわかっていなくても、心からおすすめしたいものや普段使っているサービスを正直にメリット・デメリットを含めて紹介するとぽつぽつ売れていきました。
アドセンスもPVに応じて収益が増加。
そして、私は30円の初報酬から1か月後に5%の変態の仲間入りを果たすこととなったのです。
ブログ用のメールアドレスに、お申込みや成果承認の連絡、報酬の振り込みの連絡が届きます。
Amazonや楽天のアフィリ報酬は数%ですが、金額じゃないんですよね。「私の言葉を信じて、行動してくれた」ってことに意義があるんです。
ASPの大手A8ネットは成果発生すると下のようにハチが飛びます。初めてハチを見たときの感動は忘れられないですね。
成果の金額によって「メディアランク」も上がっていきます。モチベーションアップの仕掛けがうまいことされています。
ブログで紹介したものが売れていくと「ちゃんと読んでもらえた」「ちゃんと伝えられた」という実感がわきます。
最初の30円を稼げた時に「社会に適応しなくてもお金を稼げること」に希望の光が見えました。30円の収益をもたらしてくれた読者さんは私の人生を生きやすくしてくれた恩人です。
おかげさまで、タムタムにはサーバー代+5%の利息付で返しました。
2年目はサーバー代+10%の利息で継続して私のスポンサーになるそうです。「ふふふ、そんなの今の私には余裕だ!」と1年前とはくらべものにならない私の態度に彼も驚き、私も驚きました。
ブログを1年続けてみて
「自分で考えて自分で試行錯誤すること」がおもしろくてしかたありません。
ど素人ですから失敗ばかりです。ワードプレスは今でもわからないことだらけです。
でも、あたふたしながらのブログ運営って最高に楽しいんですよ。もうね、リアルRPG。リアルでドラクエの達成感を味わえる。
記事を書くのが苦手とか、ネタがないとか悩んでいる方もいらっしゃいますが、とにかく書き始めてしまえば、ランナーズハイならぬライターズハイのスイッチがカチっと入る瞬間があります。
考えるより行動なんだな、ということを学びました。
記事を仕上げて「公開ボタン」を押すときのドキドキ感なんて他じゃ味わえないですって。
特別、文章が上手いわけでもなく、すごい経験をしているわけでもないけど、「私はこう思うんだ」ってことを発信し続ければ、おのずと自分に似た人や共感してくれる人が集まってくる、時間はかかるけど。
まとめ
残念なことに私は根性だの努力だのも苦手でして、頭も悪いんですよ。
ブログを始める時も何の計画も戦略もなく見切り発車だったし、日常生活でもすぐに挙動不審になるし、社交性も協調性もないから、日本でもオーストラリアでも仕事から逃げたし、友達もいないし、車の運転もできません。
こんなどうしようもない人間でもブログだけは続けられたってことは、ブログはダメ人間のセーフティネットになり得るってことだと思うんですよね。
当ブログが1歳のお誕生日を迎えることができたのは、途中で投げ出さないようにとサーバー代を投資したパートナー、ブログに訪れてくれた読者さま、お声掛けをくださった企業の担当者さま、ツイッターでからんでくれる同じ立場の海外ブロガーのみなさまのおかげ。
2年目もぼちぼち自分のペースで試行錯誤を楽しみながらブログを成長させていければと思います。